授業紹介・ゼミ活動

PBL

平井ゼミ

平井ゼミ 2023年度卒業研究要旨

2024/03/14

2023年度卒業研究要旨リンク集

赤岡ゼミ鰺坂ゼミ天野ゼミ榎並ゼミ
大野ゼミ大森ゼミ尾関ゼミ株本ゼミ

肥後ゼミ平井ゼミ福井ゼミ藤本ゼミ
新田ゼミ

 

 推し消費がもたらす生活行動の変化 

近年の推し市場は上昇傾向にあり、あらゆるかたちで広がりをみせている。4 人に 1 人が何かしらの推しが存在していることが調査でわかっており、収入が多くないとされている Z 世代でも推し活に費やす額は大きい。本研究では、推し消費による推し関連のグッズ・宣伝使用品などの購買後、嗜好の変化はあるのかを明らかにする。その上で、そのような変化が起こった理由と、変化がある人とない人の違いについて考察する。

 

 情報リテラシー教育の効果:迷惑動画の投稿・拡散との関連について 

インターネットや SNS の利用方法について学ぶ情報リテラシー教育は、学校や家庭などで行われている。一方、いわゆるバイトテロを含む迷惑行為を撮影し、インターネット上に投稿することにより、拡散され炎上につながる事象が後を絶たない。本研究では、大学生を対象としたアンケート調査及び中学・高校教員へのインタビュー調査を通じて、情報リテラシー教育の効果について明らかにする。特に情報リテラシー教育が迷惑行為の投稿や拡散への抑止力になっているかという点について考察する。

 

 ミュージシャンのファンによる音楽聴取方法と行動との関連〜RADWIMPS を事例に〜 

従来、レコードや CD で聴取されていた楽曲は、音楽配信サブスクリプションサービスへと急速に置き換えられている。CD 需要が減少している一方で、特定ミュージシャンの CD を購入するファンも依然として存在する。このようなファンは、コンサートへの参加のみならず、楽曲に関連する場所を巡る聖地巡礼などといった行動をとることもある。本稿では、特定のミュージシャンを支持するファンを対象とした調査から、CD購入理由及び音楽聴取方法とファン行動との関係を明らかにする。

 

 企業の消費者コミュニケーションにおける絵文字使用 

絵文字は 1997 年に日本の携帯電話から誕生した。現在では 300 種以上が世界で使用されている。その表現力や柔軟性はテキスト情報の補足をはじめとした役割を果たしている。近年では、企業が消費者向け SNS での情報発信において絵文字を使用する例も多く見受けられる。しかし、その戦略や効果についての研究は少ない。本論文では企業へのアンケート調査をもとに、企業の消費者コミュニケーションにおける絵文字の使用状況と効果について考察する。

 

 選挙広報と投票行動の関係~行政からの情報発信は若年層の投票率に影響するのか~ 

若年層の政治参加を促進するために、政府はインターネット等を利用する方法による選挙運動の解禁や選挙年齢引き下げなど様々な政策を行っている。しかし若年層の投票率は低いままである。一方、若年層の SNS の利用率は増加しており、若年層に向けて選挙への関心を高めてもらうために SNS を活用する選挙管理委員会も少なくない。本論文では、選挙管理委員会に対するインタビュー調査を通して、若年層に向けた選挙広報の現状と投票行動との関連を明らかにする。

 

 美容院にチャットボット導入の効果:業務効率化と顧客満足度の観点から 

AI関連技術の進展により、ユーザーとのコミュニケーションを自動で行うチャットボットが、販売や顧客サポートといった業務で導入されつつある。一方、対個人サービス業である美容室は従業員の長時間労働と顧客サービスの向上という課題を抱え、チャットボットの導入による解決が期待されている。本研究では、美容院と顧客を対象としたアンケート調査に基づき、チャットボットを導入した際の業務負荷軽減及び顧客満足度変化と効率化の可能性について考察する。

 

 ファストファッションの持続可能性〜労働環境に対する消費者の認識〜 

ファッション業界で近年注目を浴びているファストファッション。この業界の急速な成長と共に、ファストファッション産業の労働環境における問題は、過剰な生産と迅速な商品サイクルによって引き起こされている。この問題を解決すべく、ファストファッションを購入する消費者自体がこれに対する認識を深めることが重要であると考える。本論文ではファストファッション産業の労働環境に対する消費者の認識を調査し、そこから見える持続可能性について取り上げる。

 

 チケット不正転売問題〜消費者側の視点からの評価〜 

近年、音楽公演などのチケット転売が深刻な社会問題となっている。2019 年にはチケット不正転売禁止法が施行されたものの、インターネットを通じた個人間の詐欺被害や高額での転売がなくならない状況が続いている。チケット転売対策の評価については、主催者側や技術面からの研究は進んでいるが、消費者の視点に焦点を当てた研究は少ない。本論文では、アンケート調査を通じて、消費者の転売チケットの利用状況及び転売防止策の評価について明らかにする。

 

 ChatGPT を用いた教育とガイドライン 

生成 AI の誕生から数十年が経ち、世の中への普及が進む中、近年、教育現場での利用も見られることから特に注目されている“ChatGPT”に焦点を当てた。学生のChatGPTの認知率と利用場面や利用方法、ガイドラインについての理解度、先生方の教育現場でのChatGPT利用の有無とそれらの利用方法、学生の ChatGPT 利用に対する考えの調査・考察を行う。その上で、教員と学生の両者の意見から、学生に向けたガイドラインの一例を提案、またChatGPTの正しい利用方法や利用する際の注意点の理解を広めるためにするべきことを明らかにする。

 

 ボードゲームカフェの存在意義とは~なぜ人々はボードゲームカフェに足を運ぶのか~ 

デジタル環境の進歩によりオンラインゲームの普及が進む一方で、ボードゲーム含むアナログのゲームも、近年世界的に需要が高まっている。さらに日本国内では、ボードゲームを楽しむ場所としてボードゲームカフェといった施設も出現している。本研究では、ボードゲームカフェ特有の機能や効果を実態調査に基づいて検証することにより、他の場所との環境の比較においてその存在意義を考察する。

 

 大学生のアルバイト活動が対面コミュニケーション能力形成に及ぼす影響 

企業による大学生の採用活動において、対面コミュニケーション能力が重視される一方、対面でのコミュニケーションに苦手意識を感じる学生は多い。その中でも 7 割以上の大学生が行なっているアルバイト活動は、対面コミュニケーション能力を形成する場として重要な役割を果たしている。本研究では、アルバイトの業種及び取り組み姿勢に焦点を当て、表現力や解読力などの項目で生じる違いとその要因を実態調査を通じて明らかにする。

 

 若年層におけるテレビのリアルタイム視聴に関する研究 

ライフスタイルの変化により、若年層のテレビ離れが進んでいるとされている。しかし、地上波の番組を放送中に視聴するリアルタイム視聴をする場合もみられる。リアルタイム視聴を行う要因や、SNSとの関係を扱う研究は少ない。本論文では、実態調査を通じて、若年層がリアルタイム視聴を行う理由について、特に視聴する番組内容、推しとの関連、及び SNS 上でのコミュニケーションとの関係を踏まえて考察する。

 

 越境 EC を活用した伝統的工芸品の海外販路開拓 

現在、伝統的工芸品産業は市場規模が縮小している。一方で、越境 EC による販売は近年拡大傾向にあり注目を集めている。越境 EC サイトを活用した伝統工芸品の海外への販売が、産業の活性化に寄与することが期待されている。 本研究では、インタビュー調査を通じて、中小企業の越境 EC を活用した海外販路開拓の成功に必要な条件を明らかにする。また、越境 EC への取り組みによる販売額増加以外の効果についても考察する。

トップへ戻る