授業紹介・ゼミ活動

PBL

井上ゼミ

井上ゼミ 2016年度卒業研究要旨

2017/04/20

中小物流企業の生き残り方

 物流業界での経営問題として一番挙げられているのが人員不足なのである。大手企業は、この問題に対して物流の過程を中小企業に託しているため、中小企業より問題が解消されつつある。だが、中小企業は違う。近年職を求めている人々は、企業を選ぶ理由として企業の安定性を望む傾向がある。そのため、名の通りにくい中小企業は人材獲得が困難な状況なのである。中小企業は、どうしたらこの問題を解決し、物流業界に生き残っていけるのか。これらを明確にしていく。

テレビとインターネットの関係と変化~20代女性に対しての意識調査~

 インターネットの普及で若者のテレビ離れが進んでいると言われているが、スマートフォンなどでテレビ番組の動画視聴が可能になった。その結果テレビ受像機で見られなくなっただけでスマートフォンなどの違うプラットフォームで視聴しているのではないかという疑問を、アンケート調査を通して行い考察した。

「お母さんの若い時もそんなん流行ったわ~。」から見る 流行のメカニズムとファッション・サイクル

 ファストファッションの普及によって、流行の流行り廃りが一層激しくなっている。そんな中で、一度は「ダサい」とされたトレンドが、時代を経てまた新しい「おしゃれ」となり、人々に受け入れられるのは何故なのか。本論文では、「流行」そのものを分析し、現代におけるファッション・トレンドの循環周期や、ファッションと景気の相関、世代間のファッション・サイクルの認知について考察した。

Twitterにおける選択的テキストコミュニケーションの実現

 近年、スマートフォンの普及によりSNSでのコミュニケーションが日常化している。SNSの何が若者を惹き付けるのか、SNSにおける若者のコミュニケーションに問題意識を持った。本論文では、Twitterに注目し、「ポケットベルや携帯メールへ求められた選択的テキストコミュニケーションが、拡散的テキストコミュニケーションが目的とされるTwitterにおいても行われている」という仮説を検証する。

災害と報道 ―地方報道の可能性―

 「阪神淡路大震災」「東日本大震災」「熊本地震」このような大地震が発生しているほど日本は災害が多い国である。災害発生時やその直後の報道だけでなく、年月が経てば「あの日から◯年」と繰り返される報道。マスメディアは何をどのように伝えてきたのか。また、災害発生時最も被災者に寄り添う「地方報道」について、地方局で働く方へのインタビューや記録映像、文献を参考に調査・考察した。

ネコノミクスは偶然起こったのか~空前の猫ブームと2兆3千億円のネコノミクスの実態~

 ここ数年に起きている空前の猫ブームの結果、2016年にその経済効果は2兆3千億円もの規模となった。この経済効果をアベノミクスになぞらえて「ネコノミクス」と名付けられている。この猫ブームは偶然起こったものだろうかという問題意識を元に本論は展開する。二大ペットとして知られる犬と猫の特性を踏まえて、現代社会を犬性社会と猫性社会の視点より考察し、このたびの猫ブームが起こった要因を紐解いていく。

100円ショップと高級ブランド好きな人との関係性~マーケティング戦略の観点からみて~

 近年、100円ショップが小売業界で注目されており、成長し続けている。その理由を探るとともに、高級ブランド好きな人も100円ショップを利用するのはなぜかという仮説を元に調査した。また、100円ショップのマーケティング戦略とは一体どういうものなのか、競争地位戦略や4Pを基に考察していく。

若者の恋愛観から見た2.5次元ミュージカルの可能性

 近年、若者の恋愛減少や2次元の世界にはまる人が増えている。そんな中「2.5次元ミュージカル」が注目を集めている。その「2.5次元ミュージカル」が若い世代に人気を博していることから、女子大生に恋愛観や、観劇実態などのアンケートを行い、関係性を探る。そして、2.5次元ミュージカルの未来はどうなっていくのかアンケート結果を参考にして分析し、今後の可能性を紐解いていく。

現代におけるリアル書店とは―書店はどのように変化しているのか―

 現代のリアル書店は、その数が年々減少している。これは情報の発信と収集、またインターネットの普及に伴う購読の多様化、消費行動の変化など、環境の変化が影響していると考える。そこで本論では、現代のリアル書店の売り方や消費者にとって位置づけなど、どのように変化しているのかを明らかにする。

子供の基礎体力の現状と改善案~社会問題に目を向けて~

 現代において、体格が向上している反面、子供の基礎体力の低下が問題となっている。この問題は、将来社会を背負う人材の体力の低下を意味し、人口が減少している現代では以前にも増して社会に与える影響は大きく深刻である。そこで、子供を取り巻く様々な問題を明らかにし、子供の基礎体力の向上のための改善案を提案していく。

出産児数決定からみた少子化対策案

 近年少子化が進み、女性一人あたりの出産児数は年々減少傾向である。しかし、将来持ちたい理想の子どもの数を調べると、女性一人あたりの出産児数よりもかなり多いことがわかった。このように理想と現実のギャップを作り出している原因は何なのだろうか。出産児数を決定するための要因を見つめ、少子化脱却への道を考える。

「非計画購買(衝動買い)」からみる消費者行動~人はなぜ買ってしまうのか~

 現代の消費行動の7割が非計画購買と言われている。店に行った際、思わず買ってしまった、そのような消費者は多いのではないだろうか。思わず買ってしまったという非計画購買を喚起させる要因とは何かを調べ、アンケート調査、ヒアリング調査よりその要因を探っていく。

 

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