授業紹介・ゼミ活動

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中野ゼミ

中野ゼミ 2024年度卒業研究要旨

2025/03/18

2024年度卒業研究要旨リンク集

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「運動習慣と健康意識の関連性に関する研究」

近年では、テレワーク、オンライン化が進んだことにより体を動かす機会が減少している一方で、自発的に運動を日常生活の一部として取り入れる環境が整備され運動不足の解消が進んでいる。運動の効果を高めるものとして、栄養補助と睡眠が上げられた。そこで運動をしている人ほど、他の健康習慣の指標も健康的であるかを明らかにするべく、運動を行ってる人は健康食品、睡眠ともにどのような影響があるか分析を行う。

 

「性加害報道による旧ジャニーズタレントのメディアでの起用変化に関する研究」

故ジャニー喜多川氏による長年の性加害問題は、日本のメディアにおいて隠蔽され続けてきたが、2023年のBBCによる報道を契機にその実態が表面化した。メディアに対する政治的圧力や構造的影響に関する研究は数多く存在する一方、芸能界の不祥事に対してメディア間での対応の違いに関する比較研究は十分になされていない。本研究では、テレビメディアと雑誌メディアという異なる形態に焦点を当てて、研究を行う。これらのメディアが、旧ジャニーズ事務所の性加害報道を受けて、同事務所所属タレントの起用に対してどのように対応したのかを、女性誌「anan」における起用実態の推移とテレビCM契約状況の変化から分析する。

 

「連合で取り組むオープンデータの連携力の実態に関する研究」

近年、日本のオープンデータは47都道府県において100%取り組まれている。一方、市町村での取り組み率をみたとき、80%となっている。小規模自治体である町村が連合という形態で、オープンデータの公開に進んでいる。しかし、この形態がどのような有効性を持ち連携力を持っているのか十分な分析は行われていない。本研究では、小規模自治体の連合方式で行うオープンデータの有効性とその連携力という点に焦点を当てて、研究を行う。連合方式で取り組むオープンデータが小規模自治体にどのような効果をもたらしたのかを連合ごとの目標やガイドラインの有無、データ公開数の差から分析をする。

 

「健康食品利用者の特性と生活習慣に関する研究」

近年、生活習慣病の増加と超高齢化社会により、健康食品の需要は拡大している。しかし、生活習慣病予防には睡眠、運動、食生活と3つのバランスが重要になるが、不規則な睡眠、運動不足は依然として解決されていないという課題がある。先行研究では、健康食品利用者の利用目的や学生の健康食品利用状況や生活習慣に関する研究は多く存在する一方で、一般化されたデータを使用した健康食品利用者の特性や生活習慣に関する研究は十分になされていない。本研究では、健康食品利用者の生活習慣に焦点をあて研究を行う。研究対象として、『阪神健康メッセ』というイベントにてデータ収集を行い、二項ロジスティック回帰分析を用いて、健康食品利用者の基本属性や生活習慣を明らかにし、新たな生活習慣改善へのアプローチ方法を考察する。

 

「北海道地域認証食品と消費者信頼形成の傾向に関する研究」

近年、健康食品市場が拡大している。なお、国が認定する特定保健用食品(トクホ)などに加え、地域独自の健康食品認証制度への取り組みも進展している。その中でも「ヘルシーDo」は、北海道の特性や健康価値を反映した認証制度として注目されている。これまでの調査により、「ヘルシーDo」の利用意向が認知度を上回っていることが明らかとなり、信頼形成プロセスの解明が課題として浮上した。本研究では、どのような消費者が「ヘルシーDo」を信頼する傾向にあるのかについて明らかにするため、2023年に健康イベント来場者を対象にアンケート調査を実施し、その結果を分析する。

 

「ヘルシーDo認定企業を事例とした中小企業におけるECチャネル展開の実態と課題」

近年、EC市場の拡大により、地域の中小企業にとってEC展開の重要性が増している。中小企業のEC展開への意欲も高まりつつあるが、中小企業がEC展開をするうえでの課題が浮き彫りになっている。北海道の食品機能性表示制度「ヘルシーDo」の認定企業においても、EC展開は3割程度に留まっており、運営の具体的な方法についての知見は十分に蓄積されていない。そこで、積極的にEC展開をしているヘルシーDo認定企業2社のレビューを集計し分析を行い、ECサイトでの顧客満足度が「配送関連」「対応関連」「梱包関連」「効果関連」「使用感関連」「価格関連」の6つの要素で構成されることがわかった。特にサービス品質とコミュニケーションが重要だという結果が得られた。これらの分析結果から、中小企業のECサイト運営における課題と可能性について考察する。

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