授業紹介・ゼミ活動

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尾関ゼミ

尾関ゼミ 2022年度卒業研究要旨

2023/03/14

2022年度卒業研究要旨リンク集

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 駆け出しアーティストを応援するための路上ライブ野外フェス化アプリ 

メジャーデビューを目指している人の多くは、主に小さなライブハウスや路上ライブを活動拠点としている。しかし観客が気軽に入ることを躊躇するため、彼らが注目される機会が少なく、夢を諦める人が多いのが現状である。そこで本研究では駆け出しアーティストと一般の人との出会いを増やすことを目的として、路上ライブを野外フェスのようにするアプリを提案する。観客はアプリから現在どこでどのアーティストが路上ライブをしているかを見ることができ、仕事や学校帰りに寄ることができる。路上ライブを最も身近なフェスとして認識を広げることで、彼らの夢の支援を行う。

 月経状態推定テスト付き月経教育ポータルサイトの制作 

日本における月経教育は未だ十分であるとはいえず、月経時のセルフケアや月経前症候群(PMS)、月経異常についての知識が不十分である女性は多いと考えられる。知識が不十分であることの問題の一つとして、自身の月経が異常であることに気付かず病院へ受診しないことがある。本ポータルサイト内の推定テストで自身の月経が正常であるかどうか確認し、その結果に応じた月経教育情報を呈示することで、このような問題の解決へ繋げることを狙いとしている。

 高齢者と家族の遠隔コミュニケーションを支援するIoTボタン 

核家族化が進み、高齢者は社会に限らず家族との繋がりも希薄になっている。身体機能の衰え(視力低下、感覚の鈍化)によりスマートフォンの使用が困難になり、孤立化が一層進むと考えられる。本研究では、高齢者とその家族のボタンを使ったシンプルな遠隔地間コミュニケーションを支援するシステムを提案する。ボタンは日常用と緊急用で複数用意し、場所や時間帯で送信できるメッセージが変化する。また、ボタンを押した後に送信されたことがわかる等、高齢者のユーザビリティを考慮した機能も追加する。

 Twitterを用いたアウトプット型学習のための発信状況可視化ページの改善 

本研究では、学習者の主体的な学びのための学習方法としてTwitterを用いたアウトプット型学習を対象として、その発信状況を学習グループ単位で一覧表示して可視化するウェブページ(可視化ページ)を提案する。本論文では、これまでに実施した二度の予備研究から得られた知見を踏まえ、可視化ページのアクセス時間の高速化と発信状況のグラフ化に取り組み、その使用感について学習者にインタビュー調査をした結果について報告する。

 セルフレジにおける買い物袋削減による環境への貢献度の可視化 

SDGsの身近な取り組みとして、レジ袋の削減が推奨されている。現在は、全国的にレジ袋の有料化が義務付けられているが、この取り組みは環境に対してどのくらいの貢献をしているのかがわからない。そこで、買い物時にレジ袋を断った数で、環境への貢献度を可視化するサービスを提案し、SDGsへの意識向上を狙う。

 紙のチケットのように電子チケットをファイリングできるアプリ 

電子チケットの普及により、紙のチケットのように手元にチケットが残らない場合が増えた。見返すことができ思い出に残る、自分がその公演に参加したという証明になる等の理由で紙のチケットをファイリングして保管していた人もいる。本研究では、手元に残らない電子チケットであっても自分好みに保管できる方法を提供するようなアプリを開発する。文字情報だけの電子チケットにビジュアルを与えることで紙のチケットと近い形で保管することができるという点が特徴である。

 中規模以上の大学生団体のための日程調整アプリ 

私が所属しているボランティア団体は約60人の学生がいる。団体の中にはプロジェクトや係がいくつもあり、団体の規模も大きくなったため現在管理が大変な状態である。そのため本研究では、団体の管理に役に立つアプリの作成を行う。作成するアプリでは、日程調整の負担を減らすことをメインとする。そして、日程調整をする上で必要となる情報をともに提示することで、汎用の日程調整アプリにはない利便性・機能性があるようにする。

 動物譲渡会後のアフターフォローを支援するアプリ 

日本では未だに様々な理由で家族を失う動物が多くおり、彼らを新たな家族とめぐり合わせる場として譲渡会の存在があげられる。不幸な動物を減らすため、譲渡後にも譲渡された側には様々な決まりごとや定期的な連絡、訪問義務が定められている場合が多い。本アプリでは譲渡会後の様子を譲渡会主催者に気軽に伝えられるSNS機能を制作することで譲渡後のアフターフォローをより円滑にし、動物の安全を守り、飼い主及び譲渡主の負担を軽減するアプリである。

 問題文のパターンから順列と組み合わせを区別する学習支援アプリ 

中学で学ぶ「場合の数」に対して大人になっても苦手意識を持つ人は多い。場合の数は、就職活動の選考で用いられるWebテストにも出題されるため、場合の数でつまづくことの多い「順列と組み合わせの違い」を理解することは大切である。そこで本研究では、問題文で指定されている条件と数字を読み取り、所定のフォームに選択・入力することで順列や組み合わせの計算式を表示するアプリを提案する。

 子どものスマホ依存対策のためのスマホ使用時間ごほうびアプリ 

スマートフォン(以下スマホ)の普及によって生活が便利になる一方、スマホを使いすぎ、依存してしまうことで勉強が疎かになる学生が少なくない。そこで本研究では、小・中学生のスマホ依存対策を目的としたスマホ使用時間ごほうびwebアプリを提案する。毎日提示される学校の宿題や家事の手伝い等のタスクをこなすことで、スマホの使用時間をもらえる。webアプリには使用時間の設定等の機能はないため、使用時間の操作にはwebアプリと別にペアレンタルコントロールアプリを使用することが前提。

 プログラミング教材「キュベット」を使用した小学校低学年向け学習指導案の提案 

小学校では2020年度からプログラミング教育が必修となっており、小学校4年生頃から本格的に始まるが、その準備段階として低学年を対象としたプログラミング教育の学習方法について考える。PCは使用せず、PRIMOが販売している木製ロボット「キュベット」を使用し、「プログラミング的思考」を育むことができる学習内容を考え、学習指導案を提案する。

 職場のジェンダー平等意識向上のための目安箱アプリ 

日本において最もジェンダーギャップを感じる環境は、男女ともに職場であり、無意識の偏見が未だ根強く残っている。そこで本研究では、職場環境の改善意識向上を目的として、匿名でジェンダー問題を投稿できる目安箱アプリを提案する。投稿した意見は、同じ職場の人同士では表示されず、他社の意見のみ閲覧可能である。告発者が誰か探られることを防止するとともに、第三者の情報は信頼されやすいという心理効果を活用している。

 IoT技術による機能拡張版ヘルプマークの提案 

近年多くの人が利用しているヘルプマークだが、つけている人に対してどう対処していいのか見えづらい部分があるのではないかと考えた。コロナ禍も相まって、人と接触することに躊躇してしまう場面でも、はっきりと「SOS」を伝えられるようにならないだろうか。そこで特定の人へメッセージアプリを通じ連絡を簡単に取れる機能・音声で近くの人に助けを求められる拡張機能をつけることを提案する。

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