授業紹介・ゼミ活動
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受賞報告
大森ゼミの3年生が「大学生観光まちづくりコンテスト2016」で大阪観光局長賞、パフォーマンス賞、ポスターセッション優秀賞を受賞!
大森いさみ准教授ゼミの3年生、井上裕美子さん、江口梨津子さん、小島里香子さんが、平成28年9月16日(金)に大阪府咲洲庁舎で開催された「大学生観光まちづくりコンテスト2016」大阪ステージの成果発表会で地域活性化プランを発表し、準優勝となる大阪観光局長賞を受賞しました。併せて、会場投票で選ばれるパフォーマンス賞も受賞しました!
大森ゼミは、昨年開催された「大学生観光まちづくりコンテスト2015」でもグランプリとなる観光庁長官賞を受賞しており、今年で3年連続の受賞となりました!
「大学生観光まちづくりコンテスト」とは、大学生観光まちづくりコンテスト運営協議会が主催、観光庁、文部科学省等が後援する産官学連携の地域活性化プロジェクトで、大学生および大学教職員にむけた実践的教育の場として、大学生が観光まちづくりを通じた地域活性化プランを競い合い、大学生の自由な発想から生まれたアイデアを地域活性化に活かす目的で企画されました。
コンテストは、説明会(基礎講座)、プラン作成(現地フィールド調査)、および成果発表会で構成されます。今回の大阪ステージでのテーマは、「新しい大阪の魅力創造による『観光まちづくりプラン』」で、①大阪の食、②スポーツツーリズム、③水辺のいずれかのキーワードを軸としたプランを策定することが課題でした。現地でフィールド調査を行った「成果」をプランとして策定し書類を提出、予選である書類審査を通過したチームが本選の成果発表会に出場できます。本選で選ばれた優秀なプランは、表彰のほか、JTB西日本による商品化やプロジェクト化も検討、また企業等での特別ワークショップ等を検討されます。
今年度のコンテストでは30大学55チーム中、書類審査を通過した10大学11チームが本選に臨み、新規性・創造性、効果、実現可能性などを競い合いました。
井上さんたちのチームの考案した地域活性化プランは、「大阪にもおいしい味噌あるんやで! ~やっぱりうまい、おかんの味~」。テーマを決めるにあたり、今30~40代の女性たちを中心に人気を集めている「手作り味噌」に着目し調査した結果、大阪で味噌作りをしている農家がたくさんあるということを井上さんたちはつきとめました。そこで、課題である「大阪の食」を軸に、大阪の味噌を使った「おふくろの味」を通じて、粉もんとは一味違うまちづくりプランを考案しました。
プラン名にある“おかんの味”とは、味噌を使った代表料理の味噌汁はよく「おふくろの味」と言われているということと、大阪で味噌作りをしている農家の方の多くが女性であるということに掛けてつけられました。
具体的なプランの内容は、5つのターゲット層に能勢町・茨木市・八尾市・和泉市・岸和田市でそれぞれの味噌作りを体験してもらうというものです。能勢町では30代の主婦をターゲットに、美容効果もある麹を使った味噌作りと麹を勉強するプラン。茨木市では20代男女をターゲットに、手作り味噌を使った特製味噌だれでバーベキューをするプラン。八尾市では親子をターゲットに、八尾市の名産品である「若ごぼう」と手作り味噌で、郷土料理「若ごぼうの肉みそ」を調理するプラン。和泉市ではシニア世代をターゲットに、減塩の味噌作りを通して食生活の改善を提供するプラン。岸和田市では外国人観光客をターゲットに、日本の食文化として味噌作りを伝授するプランと、ただ味噌を作るだけではなく老若男女いろんな人が行ってみたくなるツアーを井上さんたちは考案しました。そして、これらの内容を本選で発表し、見事、大阪観光局長賞とパフォーマンス賞を受賞しました。
井上さんたちは「プランを考える中で特に難しかったことは、それぞれの土地に行ったことのない人にどうやって味噌の魅力を伝えるかでした。そこで農家の方が作られた味噌麹から作ったまんじゅうを実際に審査員の方に見てもらったり、発表の仕方に工夫を凝らしてみました」、「まさか受賞できるとは思ってもみなかったので、受賞した時はとても嬉しかったです。また発表の仕方についても評価されたことがとても嬉しかったです」と話しました。
また同ゼミ3年生、佐谷優果さん、荒尾有紀さん、城下真里奈さん、須賀菜月さん、米津咲季さんが、同コンテストの「ポスターセッション」に出場しました。このポスターセッションのプログラムでは惜しくも本選に進むことの出来なかったチームに出来るだけ多くの発表の機会を与えることを目的に設けられたプログラムです。ポスターセッションでは、ブロックごとに別れた3~4チームが同時に発表し、会場投票によって「ポスターセッション優秀賞」が選ばれます。そこで佐谷さんたちのチームは見事、ポスターセッション優秀賞に選ばれました!
佐谷さんたちのチームの考案した地域活性化プランは、「大阪へGO! 新顧客ゲットだぜ!! ~ラグビー×モノづくりで産業観光~」。2019年、日本で開催されるラグビーワールドカップまでに、ラグビーファン層拡大を狙い、八尾市と東大阪市の産業集積地を活用したモノづくりを通じてラグビーに触れることのできる、ラグビーと町工場を組み合わせたプランについて発表しました。
ポスターセッションについて佐谷さんは「ポスターセッションという初めての形式での発表にとても戸惑いましたが、より話を聞いてもらえるよう、一方的に話すのではなく、双方向になるよう発表してる際にこちらから話しかけたり、また興味を引いてもらうために紙芝居形式で発表したりと工夫を凝らしました」と話し、また受賞した時について聞くと「これまでゼミの先輩やもう一つのチームが本選に出場していたので、本選に出られなかったことはとても悔しかったです。ですが、こうしてもう一度チャンスを与えられ、自分たちなりに頑張ったことがこうして評価されてとても嬉しかったです」と話しました。
成果発表会の様子1
成果発表会の様子2
「大阪観光局長賞」受賞!
「パフォーマンス賞」受賞!
「ポスターセッション優秀賞」受賞!
受賞した大森ゼミ生