授業紹介・ゼミ活動

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福井ゼミ

福井ゼミ 2020年度卒業研究要旨

2021/03/19

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 3DCGで見る小学生理科の天体教材 

 現在の小学校の理科で月や太陽を学ぶ際、教育番組を観るだけか、ボールとライトによる実験や野外の月や太陽の観察で学ぶため、生徒が自主的に学習することが難しく、分かりにくくなっている。本研究では、ITを活用して生徒自身が操作し、月の満ち欠けや月と太陽の表面を3DCGで観察しながら学ぶことができるWebアプリケーションを開発した。これにより、生徒が自主的に天体について学べる環境を提供できる。小学生や元理科教諭に使用してもらったところ好評であったが、自習用教材としては説明不足な点や生徒の天体への興味を掻き立てる工夫が足りない点などが今後の課題である。

 グラフ作成ツールMathTOUCHグラフの改良と評価 

 文部科学省によりデジタル教科書の導入が推奨されようとしている現在、生徒・学生がデジタル端末上で手軽にグラフを作成できるツールが重要な役割を果たすと考える。本研究では、2018年次のMathTOUCHグラフの生徒・学生による予備実験から得られた評価や課題を得て、MathTOUCHグラフの操作性を高める画面デザイン、ヘルプページをより分かりやすくするための解説動画の作成を行い改良することを目的とし、評価実験を行った。結果、基本的なパソコンスキルがあれば指導なく、初学者でも使用することが可能であることが検証できた。今後は解説動画の音声の追加や、数式入力システムMathTOUCHについての説明の補充がヘルプページに必要であると考える。

 ゼミ紹介ホームページモデルの提案 

 情報メディア学科では、2年次のゼミ選択の際に、配布される資料などで希望のゼミを判断することになっている。しかし、冊子から得られる情報が少ないため、思っていた活動内容と違ったなどのミスマッチが起こっている。そこで、紙媒体を電子媒体にすることで以前よりも得られる情報が増えミスマッチを防ぐことができるのではないかと考えた。本研究ではホームページモデルを試作し、実際に利用してもらい、ゼミ紹介の際に役立つかという評価を行った。それをふまえ、今後のゼミ紹介の際に電子媒体で是非発信して欲しい内容の提案を行う。

 出生率低下の要因と若者の意識について 

 昨今、少子化問題が取り上げられることが多いが、なぜ少子化という現象が起きるのか、なぜ子どもを産みたいと思わなくなっているのかについて疑問を抱いた。これについて多角的に理解する為、経済学・日本の人口増加の歴史的背景・現在の世界各国の情勢・世界中の若者の意識等を組み合わせ、子どもを産みたいと思う条件を検討した。結果、時間的・経済的余裕を持てる状況と、日本人の価値観を多様化する必要があることがわかった。

 洋服コーディネートアプリケーションの設計提案 

 朝出かける時、着ていく洋服のコーディネートに悩む人は多いのではないだろうか。そのため私は、手持ちのアイテムを使ったコーディネート提案をしてくれる既存のアプリをよく利用し、参考にしている。しかし、提案されたアイテムの組み合わせは、その人自身に合ったコーディネートまでは考えられていないように感じた。そこで、一人一人に合ったアイテムの組み合わせを提案してくれる洋服コーディネート提案アプリがあれば、より便利によりおしゃれを楽しめるのではないかと考えた。そのため、本研究では、どういった洋服が似合うかの判断材料になる顔タイプ、骨格タイプ、パーソナルカラーを取り入れる仕組みを設計し、提案する。

 洋服管理アプリケーションの開発 

 自分が持っている洋服を全て把握しきれておらず、洋服を購入する際に、似たような洋服を購入してしまったり、購入した洋服と合わせるものがなく、あまり着ないまま処分してしまった経験があった。そこで、自分の所持している洋服をすぐに確認できるアプリケーションがあれば便利である。しかし、既存の洋服管理アプリケーションでは、利便性を追求するあまり、洋服の登録に必要な情報の項目数が多く、機能も複雑になっている問題点がある。そこで本研究では洋服の検索機能と確認機能がシンプルな洋服管理アプリケーションを開発したので報告する。

 ランダム性を加えた飽きにくいノベルゲーム制作 

 ゲームには様々な種類があるが、それらはどれほど面白くとも必ず「飽き」というものが訪れる。この「飽き」は同じ過程を繰り返すうちに新しさを見つけることが出来なくなるが故に生まれるものではないかと考えた。そこで、ゲームプレイヤーが自ら選んで同じ過程を辿ることが出来ない乱数性をゲームに取り入れることを提案する。本研究では、通常のゲームよりも飽きにくいゲームの制作が可能か否かを実際にゲームを試作し、試用テストを実施することで検証していく。

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