武庫川女子大学は、高大接続の教育活動として2月に附属高校3年生(入学予定者)を対象に「導入教育」を行っており、本年度も多くの附属高校生が本学科の導入教育(入学前教育)に参加しました。
このプログラムは、入学予定学科の「入学前の教育」を受講することで、高校教育における大学教育への意欲の高揚、入学予定の学科で必要となる基礎的な学力や能力の育成、ハイレベルな視点からの教養を涵養することを目的に実施されています。
本年度は2月12日と17日に実施され、本学科の藤本教授、井上准教授、眞田講師の3名が講義を行いました。
初日となる12日には、本学科教員団による授業を受講。本年度のテーマは、「ネットワーク社会」でした。
授業内では、一口にネットワーク(縁)と言っても自身で決定することができない非選択縁と自身で決定することが可能な選択縁の二つがあり、それらは、家族関係等に代表される「血縁」、学校や地域の縁である「地縁」、電子ネットワークによる結びつきである「電縁」に分類されること等が取り上げられました。90分の講義が終わった後に生徒たちは、演習課題として各々関心のある小説、アニメ、漫画、ドラマなどに登場するキャラクターを取り上げた家系図の作成にチャレンジしました。
二日目となる17日には、初日の受講内容を高校へ持ち帰り、各々が考察したネットワークの在り方について作成した家系図を切り口に、生徒一人一人が自作の家系図をパワーポイントで作成し発表しました。
発表では、一見、血縁に限定されているかのように見える家系図も、「どこで出会ったのか」「どのように関係を深めていったのか」などを考えると地縁、血縁、電縁が単独ではなく相互に影響している事などが明らかにされました。
発表終了後の講評では、藤本憲一教授より「今回の導入教育を通じて、自身はスタンドアローン(縁と結びつきの無い孤立した存在)ではないことを感じて頂けたのではないだろうか。今回の演習で取り上げたファミリー・ヒストリー(家系図)は生まれながらの血縁に関係するものであったが、これから大学生になると自らの手でネットワーク(地縁、電縁)を作っていくことになる。自分たちの人生を楽しく充実したものにするためのネットワークを大切にしてほしい。」とのお話がありました。
今回の導入教育で高校生の皆さんには、大学での学びを体感すると共に、新たな学びの花園としての大学の存在をより明瞭にする貴重な時間になったのではないでしょうか。













