授業紹介・ゼミ活動
PBL
尾関ゼミ
尾関ゼミ 2017年度卒業研究要旨
1日目 2月3日(土)
丹田ゼミ/肥後ゼミ/天野ゼミ/和泉ゼミ/尾関ゼミ
2日目 2月5日(月)
丸山ゼミ/赤岡ゼミ/福井ゼミ/太田ゼミ/井上ゼミ
3日目 2月6日(火)
大森ゼミ/株本ゼミ/藤本第二ゼミ/藤本ゼミ/中村ゼミ
お菓子の知識と分量計算機能を組み込んだ初心者向けレシピサイトの考案
若い女性の間では、ハロウィンやクリスマス、バレンタインといったイベントでお菓子をつくり、友人や家族などに配ることも増えてきた。一方、料理本やレシピサイトには固定人数分の材料が記載されており、多人数分を用意しようとすると計算が面倒である。我々はまずこの問題点をアンケート調査によって確認し、JavaScriptによる分量計算機能のついた初心者向けレシピサイトを制作した。さらに本研究では、美容・健康にも良い効果のあるチョコレートを使ったお菓子をとりあげ、レシピサイトにチョコレートの知識を大きく掲載することで、お菓子とともに美容・健康の話題もみんなとシェアしてもらえるようにした。
個人経営カフェの改善についての一考察 ~閉店した実在するカフェを題材として~
2017年の秋に閉店してしまった実在の個人経営カフェを対象に、どのように改善すべきであったか検討するとともに、その改善案の一つであるカフェの周知のためのウェブページを試作した。当該カフェの近くには中学校・高校があり、店前の道は広く人通りも多い。そこでターゲットを若者(特に高校生)に据えて、高校生~社会人50人を対象にアンケート調査を実施した。その結果、ドリンクは400円以下、フードは平均500円、メニューの内容は据え置き、Wi-Fiを設置、LINEでクーポンを発行するなどの改善案を見出すことができた。ウェブページはパステルカラーを基調とし、メニュー写真を大きく配置したスマートフォン向けサイトとして試作した。
自室のドアにつけるご機嫌メーターの試作
思春期を迎えた子ども、特に異性の子どもの部屋に入るとき、いまノックしてもよいのかどうか、声をかけてもよいのか、躊躇することがある。子どもの側も同様に、いまは声をかけてほしくないというときがある。「いまは機嫌が悪いから部屋に来て声をかけないで」と事前に伝えられる状況と関係にあればよいが、思春期の頃は意味もなく不機嫌ということも多い。そんなとき、自室のドアに自分の機嫌を表すメーターのようなものを付けておき、スマートフォン等から操作できると便利だろう。本研究では、その試作品として、まずは部屋の内側からスライド式センサーを操作し、部屋の外に自分の機嫌をディスプレイ表示する「ご機嫌メーター」を作成した。
任意時刻の複数アラーム設定可能な人狼ゲーム用タイマーの試作
若者に人気の人狼ゲームは、2017年には約600人を動員した人狼文化祭が催されるなど盛り上がりをみせている。対面で人狼ゲームをやる場合、時間を計測する必要があるため、タイマーが必要になる。最近はタイマー機能付きの人狼アプリもよく使われるが、人狼ゲームに慣れたメンバーの場合、人狼アプリは使わずにカードだけを使ったほうがテンポがよい。その際によく使用されるのはキッチンタイマーやスマホのタイマー機能であるが、人狼ゲームに特化したタイマーアプリもある。しかし、既存の人狼用タイマーアプリには、複数のアラームを同時に設定でき、かつ、任意の時刻に設定できるものがない。そこで本研究ではその機能を持った人狼用タイマーを試作した。
リズムゲームの要素を取り入れたタイピングソフトの制作
タッチタイピングは現代社会で必要とされるスキルの一つだが、キーボードに触れる機会の少ないスマートフォンネイティブ世代ではスキルの習得率が減っている。タッチタイピングを練習するタイピングソフトは数多くあるが、まずはキーの配置と運指を覚えなければならず、初心者はその部分で興味を失ってしまうと考えられる。そこで本研究では、楽しみながらキーの配置と運指を覚えられるよう、若者に人気のあるリズムゲーム(音楽ゲーム)の要素を取り入れた新しいタイピングソフトを試作した。本学科の1~2年生113人に実際に試してもらった結果、タイミングをとるのが難しいという回答は多かったものの、本ソフトでタイピングを習得したいという回答が6割を超えた。