授業紹介・ゼミ活動

PBL

天野ゼミ

天野ゼミ 2017年度卒業研究要旨

2018/03/19

1日目 2月3日(土)
丹田ゼミ肥後ゼミ/天野ゼミ/和泉ゼミ尾関ゼミ
2日目 2月5日(月)
丸山ゼミ赤岡ゼミ福井ゼミ太田ゼミ井上ゼミ
3日目 2月6日(火)
大森ゼミ株本ゼミ藤本第二ゼミ藤本ゼミ中村ゼミ

 

ジェスチャー操作による3Dスピログラフの実現

 スピログラフとは、2次元の幾何学模様を描くための玩具で、スマートフォン用のアプリも開発されている。しかし、3次元の幾何学模様を描くスピログラフは存在しない。本研究ではこの点に着目し、ジェスチャー操作を通して立体的なスピログラフを描くプログラムを開発した。開発には、ビジュアルプログラミング言語vvvvと小型のモーションコントローラ「Leap Motion」を用いた。

和風のサウンドエフェクトに関する研究

 本研究では、デジタルゲームで使用されることを意図した和風のサウンドエフェクト(SE)を考案し、音楽編集ソフトを用いてその一部を制作した。SEについてはフリーの素材が多数存在するが、和風のSEは比較的少ない。さらに、本研究で作成したSEをゲームエンジン「Unity」のゲームオブジェクトに実装し、実際のゲームで利用する道筋を付けた。

ビギナーのためのシンプルな音楽ゲームの実験的制作

 音楽ゲームは近年スマートフォンのアプリなどでも出回っており、誰でも気軽に遊ぶことができるようになった。しかし、「流れる音楽に合わせてプレイする」といった音楽ゲーム特有の難しさから、苦手意識を覚える人も少なくない。本研究では、プログラミング言語Processingを用いて、音楽ゲームに不慣れな人でも比較的簡単にプレイできることを目指した音楽ゲームの実験的な制作を行った。

音声をマーカーとするARの実現に関する研究

 普及の進んでいるAR技術にはマーカー型とマーカーレス型があるが、いずれもARの実現に必要な情報をスマホ等で読み取る必要がある。本研究では、スマホをかざさないペーパーレスなARを実現する手法を提案した。具体的には、音声認識の技術を用いて音声にマッチする登録データをカメラからのリアルタイムな画像に重ね合わせる手法を考案し、JavaScriptを用いた実験的な実装を行った。

リアルタイム3Dライトペインティングの実現に関する研究

 ライトペインティングは光の軌跡で描く絵であるが、その特性から暗所でなければ制作できず、制作過程を見ることもできない。本研究では、天野憲樹教授により提案された場所や時間帯を選ばず、その制作過程も見ることができるリアルタイム3Dライトペインティング(R3DL)の実現を目指した。具体的には、モーションセンサーとカメラの接続されたパソコンを用い、R3DLの一部を実現した。

プロジェクションマッピングによる刺繍のナビゲーションに関する研究

 本研究では、プロジェクションマッピング(PM)を用いて刺繍のナビゲーションを行う手法を提案し、パワーポイントを用いて本研究の手法を確認する実験も行った。PMはアートやエンターテインメントの分野における適用事例がほとんどであるが、本研究はPMの専用ソフトを利用しないアプローチも採用しており、PMの実用的な利用に向けて道筋を付けた。

カラーバーコードのサウンド化に関する提案

 本研究では、カラーバーコードのサウンド化を提案した。具体的には、カラーバーコードの色に音符を割り当てることでカラーバーコードのサウンド化を実現する。この手法はシンプルなものではあるが、純粋なエンターテインメントと実用面の双方において応用可能なものである。また、本研究では、提案する手法の実現に向けたアプローチについても提案している。

和風の3Dキャラクターモデルに関する研究

 本研究では、デジタルゲームで使用されることを意図した和風の3Dキャラクターモデル(3DCM)を考案し、3Dモデリングソフトを用いてその一部を制作した。3DCMについてはフリーの素材も存在するが、和風の3DCMは比較的少ない。さらに、3DCMのアニメ作成ソフトである「MikuMikuDance」やゲームエンジン「Unity」に本研究で作成した3DCMを読み込む実験も行った。

和風のゲームエフェクトに関する研究

 本研究では、デジタルゲームで使用されることを意図した和風のゲームエフェクト(GE)を考案し、GEの専用ソフト「Effekseer」を用いてその一部を制作した。GEについてはフリーの素材が多数存在するが、和風のGEは比較的少ない。さらに、本研究で作成したGEを著名なゲームのプラットフォームである「Unity」に導入することも試みた。

直感的かつシンプルな操作によるVJシステムの提案

 複数の映像をDJのようにミックスさせて空間を演出するVJ(ビジュアルジョッキー)はクラブなどにおいてよく見られる。このようなVJの概念自体はそれほど難しいものではないが、VJを行うためのソフトウェアツールはビギナーにとってハードルが高いものである。本研究では、直感的かつシンプルな操作によるVJシステムを提案し、その一部の実験的な実装を行った。

メロディフレーズの組み合わせによるエンタメミュージックの提案

 ある曲の一部分は好きだが、全体的にはそれほどでもないということがある。そのような曲の一部分(メロディフレーズ)を複数の曲から抽出してつなぎ合わせたら面白い曲ができないだろうか。このようなメロディフレーズの組み合わせにより、既存の曲を替え歌のように楽しむエンタメミュージックを本研究では提案し、実際にエンタメミュージックをいくつか制作した。

ストーリー性のあるスリットアニメーションの実現に関する研究

 スリットアニメーションとは、静止画像の上にしま模様のシートをスライドさせることでアニメーションを実現する手法である。本研究では、スリットのパターンについて新たに提案するとともに、縦・横・斜め方向に動くスリットを組み合わせることでストーリー性のあるスリットアニメーションの実現を目指した。また、こうした提案の一部をCSS3などにより実装した。

 

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