授業紹介・ゼミ活動
PBL
井上ゼミ
井上ゼミ 2017年度卒業研究要旨
1日目 2月3日(土)
丹田ゼミ/肥後ゼミ/天野ゼミ/和泉ゼミ/尾関ゼミ
2日目 2月5日(月)
丸山ゼミ/赤岡ゼミ/福井ゼミ/太田ゼミ/井上ゼミ
3日目 2月6日(火)
大森ゼミ/株本ゼミ/藤本第二ゼミ/藤本ゼミ/中村ゼミ
映画館サービスの向上にむけて ―デジタルネイティブと非デジタルネイティブの生活価値観からみる―
若者が映画館離れをしているということは本当なのか。今と昔の生活環境が大きく変化している中で、デジタルネイティブと非デジタルネイティブ、それぞれの世代にとっての映画館の価値観はどう変わってきているのか。また今後、若者を含め多くの人が足を運ぶためには映画館がどのようなサービスを行っていくべきなのかを考えていく。
デザイン時におけるフォント選択が及ぼす、印象変化の実態
人が情報を得るためには、写真や音声など、さまざまな物があるが、そのなかで文字について注目した。同じ言葉でも、使われる場所や商品によって使用フォントが異なるのは、消費者に伝えたいイメージが異なるからなのであろうが、イメージを文字にのせるためにはどのような視点で考えれば良いのか。現在、販売されている和文フォントだけでも3000種以上を超え、その選択の幅はどんどん広がりを見せている。文字の見た目=書体・フォントはどのようにして選ばれているのかについての実態を探る。
流行の捉え方と取り入れ方~若者の消費行動~
今日における若者の女性はファッションに対する関心が高い。
SNSが身近にある現代の若者の女性がファッションの流行をどのようにして捉え、取り入れているのか。研究では流行の広がり方、若者のファッションの意識を明らかにし、性格や価値観によって流行の捉え方にどのような差があるのか、流行に興味がある人とそうでない人の人々の流行の捉え方と取り入れ方、消費者行動を検証する。
風刺画から見る世界情勢~絵の持つ情報訴求力~
本論文では風刺画を用いて歴史事象や現代の社会情勢の読み解きを行い、風刺画(絵)の伝えることのできる情報量と、風刺画として描かれている実際の出来事(文字)の伝えることのできる情報量、いわゆる情報訴求力を比較考察した。また、風刺画より身近な存在である広告を用いて絵と文字、それぞれが伝えることのできる情報量の比較をした後、その比較が風刺画においても当てはまるのかどうかを検討した。
ペット共生社会の実現に向けて ―時代と共に変化し続ける価値観―
近年ではペットが家庭の中で「家族」としての存在価値を持つようになった。ペットが家族と変わった背景には、少子高齢化や晩婚化など様々な要因がある。しかし、ペットの飼育率は3割程度と、ペットに対しての理解は日本全体では進んでいない。そこで、人とペット双方が暮らしやすい社会、ペット共生社会の実現に向けて海外の事例や日本におけるペットの歴史を元に考察していく。
フリマアプリと中古店の現在とこれから~オタク文化から考える~
2012年以来、現在数多くのフリマアプリが利用されている。スマートフォンが普及され、アプリが手軽になっている今日、同じく中古商品を扱う中古店のこれからを問題視した。その中でもアニメ、ゲームに関連したグッズは販売、購入方法が独特であり、現在成長市場の1つである。その市場に焦点を当て、中古事業の将来を提案した。
つくし世代とバブル世代の消費動向について
近頃、「若者が消費に消極的」「若者の消費離れ」と言われることがある。そこで、バブル景気を味わったバブル世代とバブル崩壊後に生まれたつくし世代では、モノに対する考え方や消費動向は違うのか。アンケート結果をもとに違いを見つけ、また、先進国であるアメリカの若者の消費動向にも着目し、これからの日本の若者の消費動向を増やしていくためにはどうすることが良いのかを考える。
電車で行ける異世界の入り口「きさらぎ駅」~SNSによる都市伝説や噂の広がり~
「きさらぎ駅」それは日本で最も不思議に包まれた駅である。
平成を代表する都市伝説の一つで、2004年に1人目の被害者が「きさらぎ駅」に降り立ってから現在まで4人が被害に遭っている。「きさらぎ駅」で行方不明になってしまった人もいれば、無事に帰ってこられた人もおり、状況もさまざまだが被害者全員がSNSを使用しているという共通点がある。
本論文では心理的側面、日本の言い伝えや都市伝説、下界と黄泉という宗教的思想、「死ぬ」ということはどういう事なのかという哲学的思想など、さまざまな観点から「きさらぎ駅」について追究していく。同時にSNS、メディアの発達も関連づけて「きさらぎ駅」に迫った。
訪日外国人誘致に向けた地方観光の活性化―観光地・淡路島としてのブランドの確立―
観光業界は近年、外国人観光客が増加し、ますます盛り上がりを見せている。都市だけでなく地方にも外国人観光客の関心が集まる中、その対策が遅れているといっても過言ではない。大阪や神戸に比較的近い淡路島もその一つであるといえる。この研究では、関西国際空港と洲本港を結ぶ高速船の認知拡大ならびに観光地・淡路島としてのブランドの確立に向けたマーケティング戦略を考えていく。
人が舞台を観に行く基準―トキメキと観劇意欲の関係―
JCSI(日本版顧客満足度指数)調査にて近年ランキング上位を独占している劇団四季と宝塚歌劇団。長い歴史を持つ2つの劇団がどのようにして顧客満足度を高めているのか。そこには舞台という非日常の世界だからこそ与えてくれるトキメキが関係しているのではないだろうか。
JCSI調査の結果とアンケート調査を中心にその要因を紐解いていく。
食品添加物との付き合い方
私たちが口にする食品にはさまざまな食品添加物が使用されている。メーカーが食品添加物を使用するのはなぜか、消費者はどう考えているのかを食品添加物の有用性と問題点を抑えながら探っていく。また、日本の食料消費構造や近年の食に関する流行などから、今後食品添加物がどのように使用されていくのかを予測し、メーカーと消費者の在り方を提案していく。
盛り上がる2.5次元文化 ―2.5次元ミュージカルから始まった
近年、日本の漫画、アニメ業界・演劇業界の2ジャンルにおいて、「2.5次元」と呼ばれるジャンルが確立した。その中でも「2.5次元ミュージカル」というメディアミックスの産物と呼ばれている市場が急成長を遂げていると注目が集まっている。そこで、本論文では「2.5次元ミュージカル」を中心とし、なぜ「2.5次元」とはどういうものなのか、「2.5次元ミュージカル」の人気の秘密について探っていく。