授業紹介・ゼミ活動

PBL

福井ゼミ

福井ゼミ 2017年度卒業研究要旨

2018/03/19

1日目 2月3日(土)
丹田ゼミ肥後ゼミ天野ゼミ和泉ゼミ尾関ゼミ
2日目 2月5日(月)
丸山ゼミ赤岡ゼミ/福井ゼミ/太田ゼミ井上ゼミ
3日目 2月6日(火)
大森ゼミ株本ゼミ藤本第二ゼミ藤本ゼミ中村ゼミ

 

武庫川女子大学の探索・RPG複合型脱出ゲーム

 私たちは、楽しみながら武庫川女子大学のキャンパスマップと施設を多くの方に知ってもらう事を目的に、RPG(ロールプレイング)の要素と、探索型脱出ゲームの要素を複合したスマホオンラインゲームを制作した。このゲームはRPG風のキャンパスを頼りに、武庫川女子大学の6つの施設内を探索しながらゲームクリアを目指す。RPG部分は平成26年度の卒業研究で開発されたもので、私たちは建物内部を探索できるように改良した。本学の学生31人に使用してもらった結果、「武庫女の新たな発見があった」と全体の77%に満足してもらえた。今後は、操作性や難易度の改善を行い、多くの武庫女生や受験生に楽しんでもらいたい。

自然言語処理によるトレンドしりとりゲーム

 私たちは、機械(PC)としりとり言葉遊びができるシステムを作ろうと考え、プレイヤーが好きな単語を入力すると、本システムがトレンドの単語を使って、そのしりとり言葉となるように発音して返してくれるゲームを開発した。トレンドのしりとり言葉を自動的に見つけ出すために、Twitterで更新されている約3千件のツイート文(ビッグデータ)を入手し、日本語形態素解析エンジンMeCabを使い、自然言語処理によりSNSの出現頻度の高い単語を抽出することに成功した。本学の学生35人に試してもらった結果、約74%の人に楽しかったと感じてもらえ、好評であった。しかし、返し言葉のトレンド性については、期待したほどの効果が得られず、今後の課題としたい。

ARによる授業内容紹介アプリ

 私たちは、平成27年度卒業研究Android版「教科書AR」を基に、スマートフォンのカメラを使って教科書を写すだけで、授業の内容を一目で分かりやすく伝えるiOS対応のARアプリを開発した。浮かび上がるCGには、授業紹介文やCG作品例の他、実習過程を動画で見られる機能を追加し、拡大縮小機能など使いやすいように工夫した。本学の学生33名に評価してもらったところ、8割が「分かりやすい」という好評価を得た。今後はオープンキャンパスだけでなく、本学の学生にも活用してもらいたい。

VRで楽しむデジタル絵本

 近年、コンピュータで作り出された仮想空間に自分が入り込んでいるかのように見せる技術であるVRが注目されている。最近では「Google Cardboard」とスマートフォンによって手軽に楽しめるVR技術もできている。そこで私は、空想の世界に入り込むことができるストーリーと絵がある本にVR技術を使えば、臨場感や迫力が加わりさらに楽しめるのではないかと考え、スマートフォンやパソコンのWebブラウザで見ることができるVR型のデジタル絵本を制作した。VR絵本は3Dモデルを取り入れ、多くの動物が登場する図鑑のような役割もあるオリジナルストーリーに仕上げた。学生15人の評価の結果、絵本として読めるかどうかという点では問題がなく、迫力を感じられたかどうかの評価は100%であった。しかし、VR特有の操作性が悪い点もあり、今後の課題としたい。

武庫女生のための情報管理ツール「Mukopad4」

 「Mukopad」とは、平成25年度福井ゼミ卒業研究で開発が始まり、平成26年度、平成28年度の卒業研究で改良を繰り返されたWebベースのアプリケーションである。武庫女生が必要とする学院サイトへのリンクをまとめただけでなく、自身の時間割も管理できる情報管理ツールとなっている。本研究では、平成28年度版「Mukopad3」のデザインを変更し、細部の改良を加え「Mukopad4」として完成させた。本アプリの使いやすさや、有用性、満足度を評価するために、武庫女生47名に実際に使用してもらって、アンケートに答えてもらった。その結果、67%以上の学生が、特に自分の出席が記録できる点などが便利で、また使用したいとの好評価を得た。しかし、インターフェースのデザイン面では、課題が残った。今後は、完成度を高め、武庫女生全員に使ってもらえるように、宣伝方法を検討したい。

ファッションコーディネート支援アプリの提案

 洋服店のアルバイトを通して人に洋服の説明をするのは、手元に服がない限り非常に困難であると感じた。そして正確に相手にイメージしてもらうのはより困難である。そこで洋服やコーディネートを保存し、手軽に閲覧できるアプリケーションがあれば非常に便利なのではと考えた。本研究では現在リリースされている洋服管理アプリを使用して現状を調査した。すると機能が多く操作も多いため煩わしいと感じるものが多かった。そのことを踏まえてよりシンプルで洋服やコーディネートの保存、閲覧に特化したアプリケーションの提案をする。

 

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