授業紹介・ゼミ活動

PBL

株本ゼミ

株本ゼミ 2018年度卒業研究要旨

2019/03/20

1日目 2月4日(月)
福井ゼミ丹田ゼミ太田ゼミ赤岡ゼミ丸山ゼミ
2日目 2月5日(火)
中村ゼミ株本ゼミ天野ゼミ和泉ゼミ肥後ゼミ
3日目 2月6日(水)
大森ゼミ井上ゼミ藤本ゼミ尾関ゼミ

 

生き続ける妖怪

 近年、「ポケットモンスター」や「妖怪ウォッチ」などで妖怪や擬人化といった存在が目立ち、経済にも影響を及ぼすほど大きな活躍をしている。過去において、畏怖の対象として見られていた妖怪や擬人化は何故、現代において恐れられずに身近なものとして存在しているのか。本研究では、文献調査を中心に、妖怪や擬人化が畏怖の対象から身近な存在になった理由を明らかにした。

なぜ若者はSNSに共有したくなるのか~SNSの発達と承認欲求~

 本研究では、私たちの生活に欠かすことのできないものとなったSNSにおいて、写真や動画を共有することは承認欲求を満たすために行なわれているのかどうかを調査した。分析結果、大部分の人は、承認欲求を満たすことを目的とはしておらず、「いいね!」やコメント欲しさ、つまり承認欲求を求めてインスタ映えする写真を撮ろうとする人は一部の人だけであることが明らかになった。

朝食から考える女子大学生の健康

 本研究の目的は、女子大学生の朝食欠食率を明らかにし、欠食するようになった時期や理由を明らかにすることである。アンケート調査を行なった結果、女子大学生の朝食欠食率が20代女性の朝食欠食率よりも大幅に上回っていた。また、朝食摂取者と欠食者には生活リズムに1時間の差があり、食事よりも睡眠や外見を整えることを重視していることも明らかになった。

若年層の自殺率から考える未来のあり方 韓国との比較を中心に

 本研究では現在、深刻な状況にある日本の若年層の精神疾患による自殺の現状を、同様の傾向にある韓国との比較しつつ、分析した。それに基づき、これからの未来を担う若年層はどのように成長していけばいいのか、という提案を行なった。

読書と読解力の関連性

 本研究では、女子大生の読書に対する意識、読書の定義、および読解力との関連性を明確にするため、アンケート調査を行った。その結果、女子大生は読書に対して好意的な感情を抱いていることが多い反面、漫画や雑誌といった文字情報以外が多分に含まれる書籍も読書と定義していることが判明し、読書そのものの在り方が変容していることが明らかになった。

スタジオジブリにおける自然と人間の関係性について

 本研究では、スタジオジブリは作品において、「自然と人間の対立」、や「人間の残酷さ」をどのように表現しているのか、ということを、『風の谷のナウシカ』、『平成狸合戦ぽんぽこ』、『もののけ姫』の三作品を通して調査し、それぞれ三作品が伝えたかった本当のメッセージとは何なのかを明らかにした。

流行や行動から見たジャニーズファンやロックバンドファンの心理

 本研究では、ジャニーズファンが用いる「うちわ」、ロックバンドファンが身につけている「ラバーバンドとリストバンド」というライブグッズに着目し、それらの流行やファンの行動からファンの心理を明らかにした。

郊外型音楽フェスの効果

 本研究では、地域活性化を目的として開催される音楽フェスの効果や問題点を調査し、①住民と来場者が交流することにより地域の魅力を再発見できる、②地域や地元住民らが活気づくきっかけになる、という効果があることを明らかにした。また、来場者数の維持・増加のためには来場者らのニーズを把握し、問題の改善に努める必要があることを解明した。

「宙ガール」から考える女性に対する社会風潮

 数年前から「○○ガール・○○女子・○○系女子」という呼称をテレビやインターネット、SNSで目にするようになった。これらの呼称がなぜ、流行しているのか、という理由を、筆者自身が一番身近に感じている「宙ガール」という存在を軸に、日本人の女性観や社会的な女性の位置づけから明らかにした。

事件報道にみるメディアの活用

 本研究では、信憑性という観点からマスメディアによって偏向報道された事件の詳細と、SNSや掲示板などのネット上に公開された情報を比較することで、ネット上に公開された情報を有益な情報源として活用するための方法を明らかにした。

朝ドラから見る女性像―NHK連続テレビ小説朝ドラを中心に―

 本研究では、NHK朝の連続テレビ小説(以下朝ドラと略する)に描かれている女性像を、朝ドラのヒロインの情報(職業、結婚、子ども、学歴、家族構成)と放送された時代の2つの側面から考察した。その結果、民放ドラマの女性像は「時代に合わせた女性の理想に近いヒロイン」に対し、朝ドラの女性像は「古き良き時代のヒロイン」であることを明らかにした。

宝塚版『エリザベート』からみる女性観と現代の女性

 本研究では、宝塚歌劇の人気作品である、オーストリア皇后兼ハンガリー女王エリザベートの生涯を描いたミュージカル『エリザベート』が長年にわたり支持されている理由を調査した。そして、主人公エリザベートと現代の女性の価値観や生き方は多くの点で共通していることが、作品の人気へと繋がっていることを明らかにした。

トップへ戻る