授業紹介・ゼミ活動

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福井ゼミ

福井ゼミ 2019年度卒業研究要旨

2020/03/19

2019年度卒業研究要旨リンク集
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武庫女生のための時間割作成ツール

 時間割を作成する際に、武庫川女子大学の履修登録システムは履修登録期間外であると利用することができず、教育支援システム(MUSES)の時間割参照やシラバス参照にて、自分で履修したい科目の曜日や時間、単位を調べる必要があり面倒である。本研究では、履修登録期間前に時間割を短時間で簡単に作成することができるツールの開発を行った。本ツールは、MUSESの時間割参照をコピーすることで時間割表を作成することができるWebアプリケーションとして完成した。

武庫女生のための情報管理ツール「MukoPad5」

 本学の学生が学生生活において必要な情報をすぐに見ることができるスマートフォン対応のWebアプリケーション「Mukopad」が、平成25年度武庫川女子大学生活環境学部情報メディア学科福井研究室卒業論文において池田梨子氏と戸田萌黄氏により開発され、これまで4回改良されてきた。しかし、先行研究では、アクセスできる学院の情報項目が8個に固定されている。本研究では必要な情報にアクセスできるアクセスボタンを24項目の中から自由に選んで、個人でカスタマイズできる機能を追加した。

LEGOセンサーロボットによる小学生向けプログラミング教材の開発

 文部科学省は2020年度から小学生に対してプログラミング教育を必修化した。小学生のプログラミング教育の狙いは、「知識及び技能」、「思考力、判断力、表現力等」、「学びに向かう力、人間性等」の育成であると述べている。これを受けて本研究では、小学生向けにレゴマインドストームEV3のセンサー機能を活かした自動ドア模型のプログラミング教材の開発を行った。実際に制作した教材を使って、福井ゼミ2年生7名を対象に被験者テストを行い、アンケート結果から、身近なものにプログラミングが使われていること、センサーが使われていることがわかる教材であることが示された。

JavaScriptで作るタイピングアプリ

 近年、スマホの普及により若者のパソコン離れが目立っている。総務省の調査によるとパソコンの保有状況が全体で72.5%あることから、パソコン離れ以上にキーボード離れがあると考えられる。しかし、社会に出るとパソコン操作が必須となる。本研究ではタイピングを苦手とする人に向けて、「初心者から利用できる」、「スケジュール機能を搭載し継続力の向上を図る」、「デザインを見やすく、かつシンプルすぎないものにする」という3点を軸としたタイピングゲームを制作した。今後は実際に使用してもらい継続的に学習できるかを課題としたい。

AR特産品紹介アプリ

 近年、パソコンやタブレットを利用した授業が増加しているなど、教育のIT化が進んできている。私は、教育のIT化に目を向け、AR技術を利用することで、児童が県名や特産品に興味を持ちつつ学習できるAR特産品紹介アプリを開発した。本アプリでは、紙の日本地図をタブレットのカメラに映すことで3Dの特産品が浮かび上がり、画面をタップすることで県名も表示される。本学の学生18名に、県名、特産品クイズを答えてもらったところ、9割以上が県名や特産品を調べて、答えられたと高評価を得た。

タブレット端末で学習するメモリ暗算ドリル

 近年ICTによる教育指導が推奨され、教育にタブレット端末を活用する機会が増えていくと考えられる。本研究では、武庫川女子大学附属中学校・高等学校の古川教諭が考案した「□×□±□×□」形式の計算問題がタブレット端末で学習できる、メモリ暗算ドリルのアプリケーションを開発した。このドリルは中学数学をスムーズに学習するための「集中力、短期記憶力、暗算力」を身につけてもらうことを目的としている。実際に中学校でアプリを使用してもらい、アンケートを実施した結果、楽しく学習できると高評価を得た。

痴漢被害に遭った時のためのアプリについて

 毎年多くの女性が痴漢の被害に遭っており、泣き寝入りをする人も多い。そこで私は警視庁が考案した「デジポリス」という、隣の人に画面を見せて助けを求めるアプリを基に改善案を考えた。具体的には助けを求めるものだけではなく、穏便に事を済ませたい人のためにも文章をカスタマイズできるようにすること、ブザー音を鳴らすこと、インカメラを搭載すること、駅の電話番号を検索できるようにすることなどである。このアプリを使うことにより周囲の人にもしっかり確認してもらい、痴漢被害者だけではなく冤罪も減らすことになればと考える。アプリ案についてアンケートを取ったところ、文章読み上げ機能などの改善の余地がみられた。

Web上で使える単位計算ツール2

 福井ゼミ16期生の製作した「Web上で使える単位計算ツール」はJavaScriptで作られた計算ツールである。MUSESの成績一覧をコピー&ペーストし、計算ボタンを押すだけで、専門科目、基礎科目などに分けて単位数を計算し、総単位数はもちろんのこと、不足単位数も算出してくれる。本研究では、現在ある全学科への対応、2015(平成27)年度4月入学の学生から必要となった外国語単位を計算できるようにすることを目標とする。利便性を向上させ、多くの学生が利用できるように機能拡張を目指す。

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