授業紹介・ゼミ活動

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尾関ゼミ

尾関ゼミ 2019年度卒業研究要旨

2020/03/19

2019年度卒業研究要旨リンク集
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ブラシ表現を用いた店頭設置型の花束シミュレータの開発

 花屋で花束を作ってもらう際に、言葉だけでは店員と顧客の間でイメージの共有が上手くできず、顧客の思い描いていたものと雰囲気の違う花束になってしまう場合がある。そこで本研究では‪店頭設置を想定した花束シミュレータの開発を行う。既存のサービスは用意された数種類の花を入れるか否かの選択しかできないが、本シミュレータでは花弁をブラシで表現することによって表現の自由度を向上させる。

中学生・高校生の情報リテラシ向上を目指したゲームの制作

 インターネットのコミュニティサイトを通じて売春等の被害に遭った子どもの内訳は中高生が約9割を占めており、大学生に比べると比率が高い。そこで本研究では、中高生の情報リテラシー(特にセキュリティ面)の向上を目的として、道徳的な押し付け感が強くなりがちな啓蒙動画ではなく、能動的に学べるクイズゲームを制作する。中高生に身近な話題をストーリー仕立てでクイズ化し、デザインもシンプルで若い人に触れてもらいやすいよう工夫した。

Live2Dを用いた幼児をあやすためのアニメーション制作

 外出先などで幼児が泣き出した際にスマートフォンで動画を見せてあやす母親が増えている。しかし、動画配信サイトを利用すると次の動画の自動再生や途中に挿入される広告などで、子どもに見せたくないものが表示されることがある。そこで本研究では、親が安心して見せられる幼児向けアニメーションを制作してウェブサイトにまとめる。2次元イラストから3次元CGを生成することのできるLive2Dというソフトウェアを使用し、わらべ唄や数え唄をアニメーションで作成した。

プログラミング教育必修化に向けた小学校教員のためのワークショップと動画教材制作

 2020年度から初等中等教育で順次始まるプログラミング教育の必修化では、既存の科目の中で生徒のプログラミング的思考を養うことが期待されているが、教員の負担やプログラミング教材のコストが大きくなることが懸念されている。そこで本研究ではmicro:bitという廉価なマイコンを採り上げ、小学校の教員に向けて実施したワークショップの報告、および、既存の科目の中で利用できるプログラミング教材の具体例として「振り子の振れる回数をmicro:bitで数えるプログラム(理科)」を考案した。

ブロックチェーンがもたらす社会変化の考察と情報発信

 本研究では、ブロックチェーン技術による社会変化に関する代表的な書籍『ブロックチェーン・レボリューション』を採り上げ、技術的なことには疎いがブロックチェーンに関心を持った人たちを対象として、書籍の内容をソーシャルメディアにできるだけ噛み砕いて継続的に発信した。また、書籍が出版された2016年からブロックチェーンの周辺がどのように変化してきたかを考察する。

小売店の食品廃棄を減らすためのウェブアプリケーションの試作

 食品廃棄は世界規模の深刻な問題であり、日本でも年間646万トンの食品が捨てられている。本研究ではこの問題を解決するために、主にスーパーマーケットなどの小売店における賞味期限切れや発注ミスで捨てられている食品を減らすためのウェブアプリケーションを試作した。小売店が登録した余剰食品のリストを顧客が閲覧し、商品名での絞り込みや商品予約ができる。レストランやパン屋を対象とした類似のアプリは存在するが、本アプリは小売店の事情に併せて設計した点が特徴である。

共感型ハラスメント告発サービスの試作

 ハラスメントの告発には勇気がいる。匿名の告発サービスは存在するが、告発する勇気は「同じ立場である人たちが他にもいる」という共感によって生み出されると考えられる。そこで本研究では、大学での使用(部活など)を対象として、投稿された告発を匿名のまま他人と共有できる共感型のハラスメント告発サービスを試作した。告発を躊躇する理由の一つに「自分の状況がハラスメントに当たるのかどうか分からない」ということがあるが、本サービスでは他人の投稿を見てそれを判断することができる。

ビッグバンドジャズへの関心向上のための調査および動画制作

 中高生の中で吹奏楽や管弦楽は広く知られているが、ビックバンドジャズは部活動が少なく認知度が低い。しかし、ビックバンドジャズは社会人になっても趣味として楽しんでいる人たちも多く、社会人オーケストラよりも仕事との両立が比較的しやすい。そこで本研究では、若い人たちにビッグバンドジャズへの関心を持ってもらうためのコンテンツ(演奏者へのインタビューと啓蒙動画)を作成した。

大阪万博に関心を持つ外国人向けVRコンテンツの発信

 大阪万博の開催によって外国人観光客の増加が見込まれる関西だが、開催地周辺の有名観光地だけに人が集まってしまうことが予想される。そこで本研究では、関西のローカルな魅力をアピールするコンテンツを海外に向けて発信する。単なる写真や動画ではなく360度カメラを用いたVRコンテンツとして制作し、VRゴーグル等で閲覧することで関西の魅力をより詳しく魅力的に伝える効果を狙う。

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